フッ素、テフロンはなぜ剥がれるの??

フッ素、テフロンはなぜ剥がれるの??

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フライパンのコーティングはなぜ剥がれるの??

フッ素、テフロンでコーティングされているフライパンはどんなに丁寧に扱っても、
どれだけ高価なフライパンでも数ヶ月〜数年で剥がれるのは普通です。

 

確かに、はじめは焦げ付かないし、こびり付かないし、お手入れも水で流すだけでキレイになってしまいます。
でも、使っていくうちに焦げ付き始めて、剥がれて使えなくなってしまいます。

 

CMなどでは剥がれることは説明されないので、あなたもずっとコーティングが効いて、
フライパンが焦げ付くことなく使い続けられると思っちゃいますよね??

 

フッ素、テフロン加工のフライパンが焦げ付く、剥がれる理由を知るために、
フッ素、テフロン加工の特長を理解する必要があります。

 

まず、フッ素加工もテフロン加工も同じフッ素樹脂加工品なんです。
特別な違いはありません。
フッ素加工とテフロン加工の違い

 

フッ素加工の特長

基本的にフッ素加工は加工がとても難しい合成樹脂なんです。そのうえとても柔らかく、硬さはHBの鉛筆程度なので、簡単に破れます。
そのためにダイヤモンドやマーブルをまぶして加工して強度を増しているフライパンもあります。

 

フッ素加工の長所
  • 燃えない
  • ツルツルして濡れない

この2点で抜群の特性を持っています。ここから、焦げ付かない、こびり付かないという特性を生かして、
フライパンなど調理器具に利用されはじめたのですが…。

 

フッ素加工の弱点
  • 熱伝導が悪い
  • 薄くするからピンホールができる
  • やわらかく、擦ると簡単に削れる

ここで、フッ素、テフロン加工のフライパンが剥がれて焦げ付く最大の要因が出てきました。
ピンホールです。

 

 

 

ピンホールってなに??

なぜ、ピンホールが出来るの?

 

そもそも、フッ素樹脂加工でフライパンと作るとなると、熱伝導が悪いので、樹脂を薄くしないと調理に適さなくなります。厚いといくら熱してもいつまでも素材に火が通らない…ということが起るわけです。

 

ですが、フッ素樹脂を薄くすることで、どうしてもピンホールが出来てしまいます。目に見えないほど小さな穴です。目に見えないほどの小さな穴ですから、言われなければ一般のユーザーであるあなたも気が付きませんよね?

 

でも、樹脂に穴があいているとしたら…??ちょっと考えてみましょう。

 

コーティングが剥がれる決定的な理由

そうです。水は入るわ、油は入るわ、塩は入るわ………。樹脂のピンホールから入った金属イオン(食塩も含みます)が本体を腐食させ、これが、樹脂を押し広げるようにコーティングを破壊してしまうんです。

 

これじゃ、使っているうちに剥がれるわけです(笑)
確かに、注意書きにも「調理した料理を入れっぱなしにしないでください」などの記載がある場合がありますが…。ほとんど気にしませんよね?これが実は説明されていないだけで、入れっぱなしにした料理から出る調味料やスパイス、塩分がピンホールからどんどん樹脂の下に入り込んでいるんです。

 

そうなると、使い方が悪いとか…使うときに火が強すぎる…なんていうことはあまり関係なさそう…。一番悪いのは作った料理の入れっぱなし、ということになります。

 

ということで、そもそもフッ素樹脂加工がフライパンには適さない加工なんです。選び方もなにもありません。使うな!とはいいませんが、使うときには剥がれることは前提で購入してください。

 

焦げない、剥がれないフライパンってないの?

もちろんあります!!代表は鉄やステンレスのコーティングされていない、素材そのもののフライパンなら剥がれたりしません…が、扱いが難しいですよね??

 

ただ、最近の鉄のフライパンはお手入れが簡単にできるように加工されているものもありますから、使ってみるのもいいですよ♪
鉄のフライパン人気ランキング

 

鉄のフライパンは焦げ付きが心配で…というあなたには、チタニウムでコーティングされたフライパンがおすすめです。チタニウムは塩分に強いので焦げ付きません。それに、コーティングフライパンですから、使い方もお手入れも簡単です。
ruhru(ルール)健康フライパン

 

 

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